2011年08月28日
なでしこ力、部下を定時に帰す仕事術
こんにちは、Chang@JACCバンコク支部 です。
最近、リーダーシップに関する本を2冊読みました。
一つ目は、「なでしこ力」。
女子ワールドカップで「なでしこジャパン」を優勝に導いた名監督、佐々木則夫氏が昨年末時点で書き下ろした本。
女性相手にリーダーシップを取るには特に何に留意すべきかというのも参考になったし、
指導者というのはいつでも即座に答えを教え、部下に押し付けるのではなく、考えさせるように導くことが重要と
説いている点に共感しました。
いざ、これまでの会社/現在の会社の上司を振り返ってみると、デキる上司は、必ずと言っていいほど私に効果的な
質問をしてきます。詰問ではなく、最善の手を私自ら答えを出せるように導くのです。
管理者というのは、二つの側面があると思っています。
一つ目は、管理者という「プレーヤー」的側面。
例えば、半期部門売上計画立案とか、プロジェクトマネージャーとしての行動など。
二つ目は、指導者という側面。
部下の行動を最適化するように振る舞い、最大のパフォーマンスを上げることを目的とします。
一つ目の側面が優れている上司は、まあたいていどこにでもいます。
しかし、指導者という側面が優れている上司はというと、これがなかなかいないと思いませんか?
自分がなんでも部下より優れていなければならないという強迫観念に縛られ、自己完結してしまっている上司が
なんと多いこと!
著者の「ノリさん」は、双方向のコミュニケーションを大事にしたといいます。
目的・目標には一貫性をもたせるが、そのプロセスでのやり方は、意見交換した結果、柔軟に変えてきたといいます。
本の最初のページには、「佐々木則夫流イレブンの心得」として以下を挙げています。
1項目でもゼロに近いものがあれば、その人に指導者の資質はないと書いてあります。
1.責任
2.情熱
3.誠実さ
4.忍耐
5.論理的分析試行
6.適応能力
7.勇気
8.知識
9.謙虚さ
10.パーソナリティ
11.コミュニケーション
また、この本の出版半年後に、本当にワールドカップ優勝を遂げてしまったから、すごい!!
管理者のビジネスマン必読の書です。
弊社でも、日本から10冊取り寄せて、社内推薦書に指定されました。
二つ目。
「部下を定時に帰す仕事術」(佐々木常夫氏)
如何にして効率よく仕事を成し遂げるか、その方法論を第一に説いています。
また、残業の功罪について強く訴えています。
著者本人が、家族の事情で残業できない環境におかれ、ある部署の課長として、戦略目標を達成し
なおかつ定時に仕事を終われるためのノウハウが盛り込まれています。
世界を見てみますと、
アメリカは日本(悪いところを)を見習って、長時間残業があたりまえになってきました。
もちろん、仕事の成果を落とさずに、世界一をキープすべく仕事の虫になってきています。
一方、ヨーロッパは、日本と同じ成果だが、仕事時間は約7~8割。
世界一よりも、ライフワークバランスに重きをおいています。
日本は、かつてよりも残業時間が減ってきたと統計上言われていますが、IT現場はまだまだ
改善されていません。顔色悪そうなヤツがIT現場にいっぱいいました。
弊社は、残業は無視され、成果のみ評価されます。
無駄を極力減らさなければいけません。無駄な会議、無駄な書類、無駄な書類検索、無駄な仕様追加・・・
とにかく、無駄の削減が日々のテーマの一つです。
・・・まあ、個人でなんぼ努力しても、タイ人スタッフが無駄にしてくれることもあり、一概に日本のやり方が
通用するわけではないですが...
仕事術33、アドバイス14がテーマとなっています。
言い得て妙だなと感じたのが、「多読家に仕事のできる人は少ない」。その傾向はあると思います。
もう一つが「プアなイミテーションより優れたイミテーション」。
ゼロベース思考からのヘタな現状改革を行うよりも、先輩の優れたやり方を模倣し優れた部分を
学んで応用していく方がいいというのです。
彼もまた、長時間労働は「プロ意識」「羞恥心」の欠如と説いています。
ただ、ちょっと論調がいきりたっているのと、やはり家族に負担がかかっていたのではないか、
という懸念はあるので、全部がいいとは思いません。
現地採用の在タイ日本人のみなさんも読んではいかがでしょうか。
最近、リーダーシップに関する本を2冊読みました。
一つ目は、「なでしこ力」。
女子ワールドカップで「なでしこジャパン」を優勝に導いた名監督、佐々木則夫氏が昨年末時点で書き下ろした本。
女性相手にリーダーシップを取るには特に何に留意すべきかというのも参考になったし、
指導者というのはいつでも即座に答えを教え、部下に押し付けるのではなく、考えさせるように導くことが重要と
説いている点に共感しました。
いざ、これまでの会社/現在の会社の上司を振り返ってみると、デキる上司は、必ずと言っていいほど私に効果的な
質問をしてきます。詰問ではなく、最善の手を私自ら答えを出せるように導くのです。
管理者というのは、二つの側面があると思っています。
一つ目は、管理者という「プレーヤー」的側面。
例えば、半期部門売上計画立案とか、プロジェクトマネージャーとしての行動など。
二つ目は、指導者という側面。
部下の行動を最適化するように振る舞い、最大のパフォーマンスを上げることを目的とします。
一つ目の側面が優れている上司は、まあたいていどこにでもいます。
しかし、指導者という側面が優れている上司はというと、これがなかなかいないと思いませんか?
自分がなんでも部下より優れていなければならないという強迫観念に縛られ、自己完結してしまっている上司が
なんと多いこと!
著者の「ノリさん」は、双方向のコミュニケーションを大事にしたといいます。
目的・目標には一貫性をもたせるが、そのプロセスでのやり方は、意見交換した結果、柔軟に変えてきたといいます。
本の最初のページには、「佐々木則夫流イレブンの心得」として以下を挙げています。
1項目でもゼロに近いものがあれば、その人に指導者の資質はないと書いてあります。
1.責任
2.情熱
3.誠実さ
4.忍耐
5.論理的分析試行
6.適応能力
7.勇気
8.知識
9.謙虚さ
10.パーソナリティ
11.コミュニケーション
また、この本の出版半年後に、本当にワールドカップ優勝を遂げてしまったから、すごい!!
管理者のビジネスマン必読の書です。
弊社でも、日本から10冊取り寄せて、社内推薦書に指定されました。
二つ目。
「部下を定時に帰す仕事術」(佐々木常夫氏)
如何にして効率よく仕事を成し遂げるか、その方法論を第一に説いています。
また、残業の功罪について強く訴えています。
著者本人が、家族の事情で残業できない環境におかれ、ある部署の課長として、戦略目標を達成し
なおかつ定時に仕事を終われるためのノウハウが盛り込まれています。
世界を見てみますと、
アメリカは日本(悪いところを)を見習って、長時間残業があたりまえになってきました。
もちろん、仕事の成果を落とさずに、世界一をキープすべく仕事の虫になってきています。
一方、ヨーロッパは、日本と同じ成果だが、仕事時間は約7~8割。
世界一よりも、ライフワークバランスに重きをおいています。
日本は、かつてよりも残業時間が減ってきたと統計上言われていますが、IT現場はまだまだ
改善されていません。顔色悪そうなヤツがIT現場にいっぱいいました。
弊社は、残業は無視され、成果のみ評価されます。
無駄を極力減らさなければいけません。無駄な会議、無駄な書類、無駄な書類検索、無駄な仕様追加・・・
とにかく、無駄の削減が日々のテーマの一つです。
・・・まあ、個人でなんぼ努力しても、タイ人スタッフが無駄にしてくれることもあり、一概に日本のやり方が
通用するわけではないですが...
仕事術33、アドバイス14がテーマとなっています。
言い得て妙だなと感じたのが、「多読家に仕事のできる人は少ない」。その傾向はあると思います。
もう一つが「プアなイミテーションより優れたイミテーション」。
ゼロベース思考からのヘタな現状改革を行うよりも、先輩の優れたやり方を模倣し優れた部分を
学んで応用していく方がいいというのです。
彼もまた、長時間労働は「プロ意識」「羞恥心」の欠如と説いています。
ただ、ちょっと論調がいきりたっているのと、やはり家族に負担がかかっていたのではないか、
という懸念はあるので、全部がいいとは思いません。
現地採用の在タイ日本人のみなさんも読んではいかがでしょうか。
2011年06月04日
MBA通信教育
こんにちは、Chang@JACCバンコク支部 です。
タイの現地日系企業で現地採用SEとして働いていますが、今の会社に入社して3年目、
会社から、タイにいながらにして日本のMBA通信教育を受講させてもらっています。
これです!
はい、日本能率協会(JMAN)のMBA通信教育です。
全部で12教科ありますが、会社からはそのうち7教科を受講させてもらっています。
管理者候補の選抜された、日本語のできる数少ない社員が対象です。
日本にいる人ならば、自己研鑽する機会はなんぼでもあるし、研修を受けることに
関して「ウザい」と思う方もいらっしゃるでしょうが、私のように遠い異国在住で
研修を受ける機会が乏しい環境において、日本語の研修が受けられるのは
本当にラッキーなことだと思いを噛みしめています。
続きを読む
タイの現地日系企業で現地採用SEとして働いていますが、今の会社に入社して3年目、
会社から、タイにいながらにして日本のMBA通信教育を受講させてもらっています。
これです!
はい、日本能率協会(JMAN)のMBA通信教育です。
全部で12教科ありますが、会社からはそのうち7教科を受講させてもらっています。
管理者候補の選抜された、日本語のできる数少ない社員が対象です。
日本にいる人ならば、自己研鑽する機会はなんぼでもあるし、研修を受けることに
関して「ウザい」と思う方もいらっしゃるでしょうが、私のように遠い異国在住で
研修を受ける機会が乏しい環境において、日本語の研修が受けられるのは
本当にラッキーなことだと思いを噛みしめています。
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