2011年11月05日
#タイ洪水 ダイジェスト 2011-11-05
สถานการณ์อุทกภัยน้ำท่วมในประเทศไทยปีนี้ (ย่อความ)
こんにちは、Chang@JACCバンコク支部 です。
タイ洪水被害の続報です。2011/11/05 現在です。
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~JACCバンコク支部周辺の様子~
4日、洪水がいよいよラチャダー通りに侵入してきました。
4日の午後に、地下鉄ラチャダピセーク駅~スティサーン駅の真ん中にある運河橋手前まで南下して
きましたが、5日13時現在、そこで南下が止まっています(自身の目で確認)。こういうちょっとした障害が
洪水の行く手を阻んでいます。しかし、いずれ越えるでしょう。洪水がラックシー交差点からなかなか南下して
こなかったのも、同様の事情だと思われます。
その運河橋 ⇒ スティサーン駅 ⇒ アソーク交差点までに、洪水進行を妨げそうな運河橋が3箇所
あります。同様のサイクルを繰り返して、着実に洪水が南下してくるでしょう。そして、最後の箇所である
ペッブリー駅南側のセーンセープ運河橋を越えると、ここからは特に洪水の進行を妨げる障害がないため
一気にスクンビット通り⇒ラマ4世通りに浸水すると思われます。
今回の洪水の進行スピードは、特に障害がない場合、4~5km程度だという複数の学術報告があります。
これが正しいとすると、ペッブリー南のセーンセープ運河橋からラマ4世通り、プロンポンまで2~3kmなので
洪水がセーンセープを越えると、多くの日本人にとって本当に危機的状況になるでしょう。
在日マスゴミが連日、在タイ日本人の実感とかけ離れた大袈裟なニュースをタレこんでいますが、
バンコク都内の洪水はこれからが本当の危機です。
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★ダイジェスト(2011/10/31 ~ 2011/11/05)★
<2011/10/31> 追記
◇31日午前マスコミ公社報道
・カセサート大学はほぼ全域が浸水し、深い所で約50センチの冠水。
・チェーンワッタナ通りのプラパー運河付近では約40センチの冠水。ドンムアン区長によると、
ドンムアン地区の水位は未だ下がらず区内は、平均約1.5メートルの冠水。
・31日11:00バンコク都知事発言
・本日(31日)のチャオプラヤ川の水位は昨日よりも低下し、2.4メートルで予想よりも低かった。
・チャオプラヤ川の増水によりドゥシット区他に影響を与えているが、被害は限定的なものとなっている。
・第2運河の水位は2.88メートルで過去24時間同じ状況。他方、ランシット運河の水位は、25日以降
上昇していたが、今日、低下傾向になった。
・今後、少なくとも、パホンヨーティン通りの水をせき止める作業に取り組めるようになるだろう。
・ドンムアン、ラクシー区の水位は依然上昇しており、バンケーン区にも水が広がりつつある。
・プッタモントン1,3通り、チャランサニット通りが大きな影響を受けている。
・バンプラット区、タウィーワッタナ区、タリンチャン区では水量が多く注目している。
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<2011/11/01> 追記
◇スクムビット・ソイ50 3度決壊、堤防修復成功 (ニュースクリップ)
※28日、30日、31日と3度決壊
◇首都の工業団地が浸水の恐れ (バンコク週報)
※バーンチャン、ラートクラバン各工業団地で浸水する可能性が高まっている
◇モール・バーンケー近くで洪水
※ 10月31日夜は、モール・バーンケーが面するペットカセーム通りは通行できていたが、翌1日から
浸水が始まった。
◇洪水がメジャー・ラチャヨーティンに向かっている (Bangkok Post)
◇バンコク都内2カ所でビザ業務 タイ総合庁舎洪水で (ニュースクリップ)
◇マスコミ公社報道
・バンコク都知事は、バンケー区を特別警戒区に指定。バンケー区長によると、同区では水位が深い所で
80センチに達しているが、住民の90%は避難しようとしない
・商務副大臣は、地方にある水の在庫をバンコク及び近郊での需要にあてるために移動させる、輸入する
鶏卵の価格については国内生産分より高くなるが1個あたり4バーツを超えない旨述べた
・南部行きバスターミナルはプッタモントン通り付近の洪水により利用者のアクセスが困難なため、
ラマ2世通りのセントラルプラザ付近にあるローンビアホルレンドへの一時移転を決定
・TOT幹部によると、洪水の水位が1mを越えない場合、90%の範囲でサービス提供が可能。
他方、3mを越えると6割程度に低下する旨述べた
・31日のサムワー運河水門の開閉について、学識者は運河ネットワークを使った排水の全体に好影響を
与えるものと評価するとともに、不安視されているバンチャン工業団地の防衛は堅固であり、同水門開門に
よる影響はないとの見方を示した
・プロートプラソップ科学技術相は、チャオプラヤ川沿いの状況は改善しており、11月15日に再度潮位が
上昇しても、これまでのように深刻なものにはならないとの見方を示した。
・バンジャン工業団地では、いくつかの企業が操業中止となっており、工業団地の堤防の外で水位が
1センチ上昇しているが、まだ対応可能とであると見ている。セーンセープ運河の水位の急な上昇に
注意を払っている。
・パトゥムタニ県副知事によるとサムコーク地区での水位は低下傾向にあり、5センチ低下。
・バンコク都知事会見要旨
・31日夜、バンケー区のバンパイ地区に避難勧告を出した。また、クローンサムワー区のバンチャン地区に
警戒を呼びかけた。
・バンコク西部の排水は、東部ほど上手く進展していないことを懸念。洪水地域が拡大し、水位が低下する
傾向が見られない。上流のナコンパトム県に大きな水量があるので、バンコク都では多くの地区で洪水と
ならないよう特別に警戒している。
・パホンヨーティン通りの水の最先端はメヨー病院(カセサート大学及びンガムウォンワン通りより南下
約800m)に達しているとのこと。但し、同地区の市場は通常通りの営業を行っている。
◇バンコク都HP
・(ティラチョン副都知事)住民がプラパー運河沿いの堰を壊しているが、こうした行為は水の排水に
つながらないどころか、汚水を運河に流し、上水の精製に影響するので危惧している。
・住民が都にサムワー運河の水門開放圧力をかけることは、センセープ運河にコントロールできない量の
水を流し込むことになる一方、住民の考えているような水位の低下にはつながらないと発言。
・バンコク都はラートプラーオ区(チョラケーブア地区のセナーニウェート第2地域)、
クロンサムワー区(東サムワー地区)、及びバンケーン区(全域)を「退避」地域に指定。
・ノンジョーク区(サイコンディン地区、南サイコンディン地区)及び
クロンサムワー区(クロンソーン地区)を「特に注意」地域に指定。
◇タイ政府水害被災者救済センター
・北部の洪水の状況は全体として改善の方向にある。ナコンサワン県、アントン県、
バトゥムタニ県やチャオプラヤ川で、いずれも水位が下がってきている。
・バンコク都内では、ウィパワディランシット通りとパホンヨーティン通り、バンケー区付近、
クロンサムワー区で冠水が広がっている。老人、女性、子供を中心にくれぐれも注意を続けてほしい。
・FROCは、1m大の大型土嚢を40000用意し、これと通常の土嚢60万袋と併せ、ランシット運河周辺の堰を
強固なものとする予定。この作業は国軍が行い4日には設置を終える予定。堰の設置により、
ウィパワディランシット通り周辺の冠水を軽減することができる。
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<2011/11/02> 追記
◇タイ洪水で感電死、3カ月で36人 (ニュースクリップ)
※ やはり、相当数感電死した人がいたんですね。
◇タイ政府とバンコク都庁、洪水危機でいがみ合い (ニュースクリップ)
◇マスコミ公社報道
・クロンサムワー運河の修理にバンコク都は午前中から着手。警察2個中隊が都職員の安全を確保。
住民が壊した水門の横の堰は拡大傾向にあるところ、バンコク都知事は現地を視察し、本日中に
修理を終了させる旨発言
・プラユット陸軍司令官はサムワー運河に関して、住民は利己的にならず、国家の利益を考えるべき旨発言。
センセープ運河の水位は2センチ程若干上昇
・チェーンワッタナ通り・政府コンプレックスの前の水位は約50センチで小型車は通行不可
・パホンヨーティン通りインジャルン市場前(ドンムアン空港南端東)の水位は約1mで大型車以外は
通行不可。サイマーイ区長によると、サイマーイ区はほぼ全域が浸水、水位は最大2m。
◇水害被災者救済センター(FROC)会見
・ウィパワディーランシット通りにある原子力平和利用庁では、水の状況を職員を配置して注視。
同庁敷地内には水は侵入しておらず、土嚢、ポンプ等を配置して万全の対応の準備をしている
・水の影響を受けると心配する向きもあるが、実験用の小型の原子炉は3階建ての高さと同じである
8m70cmの高さで水のプールに入っており、プールは1mのコンクリートで覆われている。
・実験用原子炉は、医療用アイソトープ商品の需要がないため先月25日より停止。
同原子炉には洪水の影響はないので安心してほしい
・ランシット運河の水位は低下。都北部冠水地域の水位は上昇傾向。都内では冠水による通行止めの
箇所が増えており、既に30か所を越えている。交通警察HP(http://p.tl/60Ks)で確認願いたい。
・首都圏水道公社は、酸素供給の増加と化学薬品の使用で上水の水質維持を図っている。
通常よりも塩素の臭いが強い上水が出るかもしれないが、WHO基準内の塩素レベルであり安心して
頂きたい。他方、上水を飲用に使用する場合は、煮沸した上で飲用頂きたい。
・300万立米/日の生産能力を持つバーンケーン浄水場は、プラパー運河の水質低下により
20万立米/日程度減少せざるをえない状況。他方、マハーサワット浄水場は一時生産量を落として
いたが、既に90万立米/日の生産能力に近い80万立米/日まで回復。
・政府は、大型土のうによる都北部からの水の流入を減らす努力を続けている、チュラロンコン水門周辺に
大型土のうを多数配置することで、ウィパワディ・ランシット通り及びパホンヨーティン通りへの水の流入を
減少させることが期待されている。
◇首都圏水道公社(MWA)公表
・同公社最大のバンケーン浄水場(注:バンコク都内の水の7割を供給)は、水中酸素濃度の低下のため、
水の精製及び質の調整に時間をかける必要あり。地域によっては今後上水の流れが弱くなる影響がある
・プラパー運河への洪水流入を防止するため、ランシット運河近辺及びチュラロンコン水門周辺を大型の
土のうを使って補強する。これによりランシット・プラユーンサック運河南部への水の流入を減らせる。
また、避難する住民は、水道の栓を閉めるようお願いする。
◇バンコク都発表
・バンコク都知事は、サムワー区サーイゴーンディンタイ地区、ノーンケーム区ノーンカーンプル地区、
ラップラオ区セーナニウェートクローンカーン第1集落を「退避」地域に指定した
・パーシーチャルーン区(http://g.co/maps/ysgjr)北部を「注意」地域に指定した
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<2011/11/03> 追記
◇マスコミ公社
・インラック首相は、FROCでの会議にてバンコク西部堤防7キロに11カ所の漏れがあることを危惧。
西部では水位が水防堤より高いため、巨大土嚢他を使って対応する旨述べた。
また、西部では運河が狭く、水の排水が困難となっている旨述べた。
・キティラット商務相は、アユタヤ及びパトゥムタニでの水位は安定、11月中旬にはポンプでの排水を
周囲に影響を与えないよう行い、45日以内に操業が可能にできる旨述べた。また日本のJICAは
タイの民間企業と工業団地の浸水を繰り返さないよう協議を行う。
・首都圏水道公社は、水中酸素濃度の低下に伴い上水の生産を20万立法メートル低下させる。
保健省は、水中を歩く際、怪我をすることに注意喚起を行った。ばい菌等の混入により最悪の場合
死に至る可能性もあり、怪我をした場合は早く医師に診せることが必要。
・チャダピセーク通りに水が侵入、民事裁判所前は歩道の高さの水位。
・サムワー運河の修復は昨晩終了、警察50人が24時間体制で監視。
・パホンヨーティン通りメイヨー病院前の水位は約50センチ。病院敷地の周囲にも水は浸水。
建物は道路より高いため日帰りの患者への診察対応は継続中。
・南部方面の鉄道は依然ナコンパトムーバンコク間が不通のため、同区間はバスによる代替輸送。
・ウィパワディーランシット通りの水はFROC本部のエネルギー省まで到達。
・ラーチャヨーティン通りのタイ商業銀行本店前(タイ石油公団の数百メートル北部)の水位は約30センチ。
・都知事はサムワー運河の修理は終了したが、水位は下がっておらず、1Mの開門ではなく、
75~80センチに下げるべき旨述べた。
・インラック首相はドンムアン区を視察。住民より支援が行き渡ってないとの不満の声を受けた。視察後、
国民に辛抱と政府の諸策への理解を訴えつつ、被災民に可能な限り支援する旨述べた。
・タイ商業銀行本店周辺(SCBパークプラザ周辺)のラーチャヨーティン地区に水は到達。
同銀行前は水位30cm。小型車両の通行困難。
・チェーンワッタナ地区のラジャバット大学は最深80センチの水位。
◇首都圏水道公社
・洪水による被災者を支援するため、飲料及び生活用の水のための蛇口を首都圏水道公社の各事務所の
前に設置(但し、バンブアトーン、バンコクノーイの事務所は対象外)。利用者は24時間利用可能。
◇スクンパン都知事
・マハーサワット運河からの溢水が継続。バーンケー全域を新たに「避難」地域指定に
(注:バンパイ地区のみ→区全域への引き上げ)。またチャトゥチャック区、バーンボン区、
バンコクノーイ区、パーシーチャルーン区の全域に対して「特に注意」地域指定。
◇水害被災者救済センター(FROC)
・運輸省、国軍及びバンコク都は、6kmにわたる大型土嚢の敷設による都北部の臨時堤防の建設を
明日中に終了する予定
・バンコク都はバーンケー区全域を「退避」地域に指定し、チャトゥチャック区、バーンボン区、
バンコクノーイ区及びパーシーチャルーン区の全域の住民に対して貴重品を高所に移し、
避難に備えるよう注意
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<2011/11/04> 追記
◇バンコク洪水 地下鉄ラチャダピセーク駅に
◇マスコミ公社報道
・バンコクノーイ区ラップラオ五叉路の水位は5-10cm、小型車は通行可。通行は多くなく、警察による規制等は
行われていない。
・タイ政府水害被災者救済センター(FROC)によるとクローンサムワー水門の修復により、ラームイントラ、
ラムカムヘン方面の水の拡大が緩やかになるとの見方を示した。
・モーチット2バスターミナルには水は来ておらず、平常通りの営業。
・チャトゥチャック区長によると、セントラル・ラップラオ前の水位は10~20センチ。
・バンコクノーイ区パトゥムタニ県フューチャーパーク周辺70-80センチで安定
・ラチャダピセーク通りチャオプラヤパークホテル(バンスー運河沿い)浸水あり。
同通りの刑事裁判所付近は冠水無し。
・メジャーラーチャヨーティン周辺は40センチの冠水。
・パホンヨーティン警察署前の水位は1m。同警察署では土嚢が1mの高さしかないため移転を検討。
・セントラル・ラップラオ前の水位は約15センチ、セントラル・ラップラオは本日休業を決定。
・ラチャダピセーク通りラジャバット大学チャンカセーム校浸水あるも水位は低い。
・バーンカピ区長は、同区内セーンセープ運河において(正確な場所は言及なし)昨晩より急速に水位が
上がっており、運河の縁まで残り30cmとなっていると述べた。
・バンコク都はチャトゥチャック区に避難勧告を発出(対象地域はラットヤーオ地区、セーナーニコム地区、
チャンタカセーム地区、チャトゥチャック地区の4地区のプレムプラチャーゴン運河西岸、北部線線路の沿線)。
・バンコク都知事は、4日の会見で、都内のゴミ処理に問題が出ており、トラックのみならず地方から動員した
船も使いつつ24時間体制で3日間で状況を改善したい旨述べた。
・バンコク都知事は、4日の会見で、水位についてはバンプラット区で低下が見られたが、その他は
上昇ないし大きな変化はなく、依然バンコク西部の状況を心配している旨述べた。
・ワンナプーム空港公団総裁代理は、同空港の3.5mの防水壁やポンプでの排水設備による対策に
自信を示しつつも、万一の際はウタパオ、コンケン、チェンマイ、チェンライ、ウドンタニを代替空港として
想定している旨述べた。
◇MCOTラジオ報道
・バーンカピ区長は、同区内セーンセープ運河において(正確な場所は言及なし)昨晩より急速に水位が
上がっており、運河の縁まで残り30cmとなっていると述べた。
◇TNN(TV)報道
・チャダピセーク通りの水は最高検察庁周辺まで伸張。チャオプラヤパークホテル周辺は5~10センチ冠水
・パホンヨーティン通りの水は、今後タイ軍人銀行本店及びBTSモーチット駅方面に伸張傾向
(ラップラオ五叉路より各々約400m、1キロ強)、モーチットバスターミナルは敷地の裏の路に水が
出ているが、バスの発着には影響は出てない
・ラップラオ5交差点の水はランシット方面はSTジョン大学方面へ、ラップラオ通り方面はユニオンモールに
拡散中。(いずれも交差点より200m程度)
・パホンヨーティン通り方面はタイ軍人銀行方面に拡散して伸張している。
ラチャダピセーク通り方面は刑事裁判所付近まで水は伸張。
◇首都圏水道公社
・巨大土嚢をチュラロンコン水門付近及びランシット・プラユンサック運河に置く。
北部からプラパー運河への流入を減らし、水中酸素濃度は改善される傾向にあり。
・プラパー運河の水位は6センチだけであるが低下した。首都圏水道公社は全体として改善の傾向にある。
・バンコク都、ノンタブリ、サムットプラカーンの住民のための上水の生産については、現在、化学物質を
試行的に利用しており、色と臭いは改善中。
・ンケー浄水場の供給能力は平常の能力に近い一日あたり300万立法メートルに上昇。チャオプラヤ川の
西岸のマハーサワット浄水場からの供給についても、量及び質において平常に近いものとなっている
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<2011/11/05> 追記
◇ラマ2世通りは防水せず
※ これは、西行き、南行きのルートが完全に断たれることを意味する。
すでに、スパンブリ経由の340号、ピンクラオ経由の338号、ローズガーデン経由の4号線が通行不能で
ラマ2世通り(国道35号)は最後の道である
※ 5日のタイ新聞「ข่าวสุด」の11面によると、ラマ2世通りに洪水が南下してくるのは、6~7日ごとだという。
◇マスコミ公社
・4日、インラック首相は、関係機関との会議において、各機関が協力し、統一的な情報に基づいて作業する
ことの必要性を指摘
・4日、インラック首相は、チャオプラヤ川西岸の堤防で13カ所が損壊しており、今月半ばまでの修繕を指示。
水の状況に関し、大型土のうの配置により、都北部からの浸水は減少しているとの認識を示した
・4日、インラック首相は、インフラ、経済、治安の3分野から成る、浸水被害からの短期的な復興計画を
発表した。長期的復興計画については、首相より改めて発表が行われる予定
・ヨンユット内務大臣は、FROCの地方への移設の噂を否定。また、バンコク都当局より、都内中心部への
浸水を防ぐことが出来るとの報告を受けているが、水の動きは予断できず、注意を怠ることはできないとの
見解を示した
・4日、首都圏水道公社は、チュラロンコン水門及びランシット・プラユーンサック運河周辺への大型
土のう設置によって、プラパー運河への水の流入は減少しており、上水用取水の酸素含有量は
回復している
・(首都圏水道公社)いずれにせよ都内の上水道はWHO基準に即した状況にある、
また、バーンケーン浄水場及びマハーサワット浄水場の上水生産量も、本来の生産能力値近くまで
回復しつつある
・4日、キティラット副首相兼商務相は、来週以降、浸水した工業団地からの排水作業を開始し、
ロジャナ工業団地から着手すると述べた。また、バンチャン、ラカバン両工業団地外周での冠水が
発生していると述べた
・4日、ワンナラット工業相は、同省は被災企業支援のために特別予算を準備していると述べた
・日、プリアオパン国家警察長官は、首都圏における「退避」指定地域からの避難支援を行っている。
また、被災地の治安対策の為、船や四輪駆動車を準備している旨述べた
・4日、労働局長は、被災によって離職している労働者の再就職斡旋の為、全国の事業所に協力を
求めていることを明らかにした
・スクンパン都知事は、都西部では想定以上のスピードで冠水地域が拡大している。
現在、パーシーチャルーン区の2地区(クーハーサワン、バンワー、http://g.co/maps/r78ej)に対して
「退避」指定を検討中、と述べた。
◇バンコク都
・バンコクヤイ区タープラ地区、パーシーチャルン区クローンクワーン地区、 バーンドゥワン地区、
バーンウェーク地区、バーンジャーク地区を「退避」地区に指定。
・タープラ地区(http://g.co/maps/rzt58)、クローンクワーン地区(http://g.co/maps/ebh7c)、
バーンドゥワン地区・バーンウェーク地区・バーンジャーク地区(http://g.co/maps/zaffp)
ディンデン区の一部(バーンスー運河沿いの集落、ユージャルーンインタマラ第41集落、
ユージャルーンクローンカーン第3集落)を「注意」地区に指定
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◆洪水の人的被害 (2011/07/25 - 2011/11/04) ◆ <2011/11/05更新>
死 者: 446人
行方不明: 2人
<2011/11/06更新>
死 者: 506人
行方不明: 2人
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◆洪水被害/水位状況◆
・タイ洪水関連ウェブサイト(関連リンク)
・在タイ日本大使館 ツイッター
・ศปภ./洪水被害者救助実行センター/The Flood Relief Operations Centre (Froc)
↑ タイ語がわかる方なら、ココがおすすめ
・現在の洪水被害地域1
・現在の洪水被害地域2
・現在の洪水被害地域3 ← おすすめ
・タイ洪水現地情報 ← おすすめ
・バンコク都内で浸水が発生した区
・リアルタイム水位
画面左側のメニュー
「SS01~SS06」:センセーブ運河、「SA01~04」:サムセーン運河
「SS03」 アソーク通りとペッブリー通りの交差点付近、旧日本大使館付近。
「SS04」 スクンビット・ソイ71(プラカノン通り) クロンタン付近。
「SA02」 パヤータイ区、戦勝記念塔近く
「SA04」 スクンビット63(エーカマーイ通り)とラマ9世通りの交差点近く
・洪水発生および発生可能性がある工業団地
・タイの洪水被害県マップ
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今回のタイ大洪水の浸水パターンにはいくつかあります。
1) 北から陸伝いで押し寄せる大洪水による浸水
⇒ アユタヤ、パトゥムターニー、バンコク北部の浸水被害がこれに当たります。
これが着実にじわじわと南下しており、01日21時現在、現在カセサート大学を通過してチャットゥチャック
公園に向かっているそうです。
2) チャオプラヤー川の増水による浸水
⇒ 王宮、トンブリー地区、中華街ヤワラート地区、スクンビット50の浸水被害がこのパターンです。
3) チャオプラヤー川の増水を東西の運河に散水しその結果これら運河が増水したことによる浸水
⇒ バンコク東部(ラックラバーン区、ミンブリー区、ノーンジョーク区等)や、ノンタブリー県、ナコーンパトム
東部、バンコク西部(ターウィーワッタナー区、タリンチャン区、バーンケー区等)の浸水が
このパターンです。
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★これまでのタイ洪水関係ブログ記事★
をご覧ください。
以上です。
<2011/10/31> 追記
◇31日午前マスコミ公社報道
・カセサート大学はほぼ全域が浸水し、深い所で約50センチの冠水。
・チェーンワッタナ通りのプラパー運河付近では約40センチの冠水。ドンムアン区長によると、
ドンムアン地区の水位は未だ下がらず区内は、平均約1.5メートルの冠水。
・31日11:00バンコク都知事発言
・本日(31日)のチャオプラヤ川の水位は昨日よりも低下し、2.4メートルで予想よりも低かった。
・チャオプラヤ川の増水によりドゥシット区他に影響を与えているが、被害は限定的なものとなっている。
・第2運河の水位は2.88メートルで過去24時間同じ状況。他方、ランシット運河の水位は、25日以降
上昇していたが、今日、低下傾向になった。
・今後、少なくとも、パホンヨーティン通りの水をせき止める作業に取り組めるようになるだろう。
・ドンムアン、ラクシー区の水位は依然上昇しており、バンケーン区にも水が広がりつつある。
・プッタモントン1,3通り、チャランサニット通りが大きな影響を受けている。
・バンプラット区、タウィーワッタナ区、タリンチャン区では水量が多く注目している。
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<2011/11/01> 追記
◇スクムビット・ソイ50 3度決壊、堤防修復成功 (ニュースクリップ)
※28日、30日、31日と3度決壊
◇首都の工業団地が浸水の恐れ (バンコク週報)
※バーンチャン、ラートクラバン各工業団地で浸水する可能性が高まっている
◇モール・バーンケー近くで洪水
※ 10月31日夜は、モール・バーンケーが面するペットカセーム通りは通行できていたが、翌1日から
浸水が始まった。
◇洪水がメジャー・ラチャヨーティンに向かっている (Bangkok Post)
◇バンコク都内2カ所でビザ業務 タイ総合庁舎洪水で (ニュースクリップ)
◇マスコミ公社報道
・バンコク都知事は、バンケー区を特別警戒区に指定。バンケー区長によると、同区では水位が深い所で
80センチに達しているが、住民の90%は避難しようとしない
・商務副大臣は、地方にある水の在庫をバンコク及び近郊での需要にあてるために移動させる、輸入する
鶏卵の価格については国内生産分より高くなるが1個あたり4バーツを超えない旨述べた
・南部行きバスターミナルはプッタモントン通り付近の洪水により利用者のアクセスが困難なため、
ラマ2世通りのセントラルプラザ付近にあるローンビアホルレンドへの一時移転を決定
・TOT幹部によると、洪水の水位が1mを越えない場合、90%の範囲でサービス提供が可能。
他方、3mを越えると6割程度に低下する旨述べた
・31日のサムワー運河水門の開閉について、学識者は運河ネットワークを使った排水の全体に好影響を
与えるものと評価するとともに、不安視されているバンチャン工業団地の防衛は堅固であり、同水門開門に
よる影響はないとの見方を示した
・プロートプラソップ科学技術相は、チャオプラヤ川沿いの状況は改善しており、11月15日に再度潮位が
上昇しても、これまでのように深刻なものにはならないとの見方を示した。
・バンジャン工業団地では、いくつかの企業が操業中止となっており、工業団地の堤防の外で水位が
1センチ上昇しているが、まだ対応可能とであると見ている。セーンセープ運河の水位の急な上昇に
注意を払っている。
・パトゥムタニ県副知事によるとサムコーク地区での水位は低下傾向にあり、5センチ低下。
・バンコク都知事会見要旨
・31日夜、バンケー区のバンパイ地区に避難勧告を出した。また、クローンサムワー区のバンチャン地区に
警戒を呼びかけた。
・バンコク西部の排水は、東部ほど上手く進展していないことを懸念。洪水地域が拡大し、水位が低下する
傾向が見られない。上流のナコンパトム県に大きな水量があるので、バンコク都では多くの地区で洪水と
ならないよう特別に警戒している。
・パホンヨーティン通りの水の最先端はメヨー病院(カセサート大学及びンガムウォンワン通りより南下
約800m)に達しているとのこと。但し、同地区の市場は通常通りの営業を行っている。
◇バンコク都HP
・(ティラチョン副都知事)住民がプラパー運河沿いの堰を壊しているが、こうした行為は水の排水に
つながらないどころか、汚水を運河に流し、上水の精製に影響するので危惧している。
・住民が都にサムワー運河の水門開放圧力をかけることは、センセープ運河にコントロールできない量の
水を流し込むことになる一方、住民の考えているような水位の低下にはつながらないと発言。
・バンコク都はラートプラーオ区(チョラケーブア地区のセナーニウェート第2地域)、
クロンサムワー区(東サムワー地区)、及びバンケーン区(全域)を「退避」地域に指定。
・ノンジョーク区(サイコンディン地区、南サイコンディン地区)及び
クロンサムワー区(クロンソーン地区)を「特に注意」地域に指定。
◇タイ政府水害被災者救済センター
・北部の洪水の状況は全体として改善の方向にある。ナコンサワン県、アントン県、
バトゥムタニ県やチャオプラヤ川で、いずれも水位が下がってきている。
・バンコク都内では、ウィパワディランシット通りとパホンヨーティン通り、バンケー区付近、
クロンサムワー区で冠水が広がっている。老人、女性、子供を中心にくれぐれも注意を続けてほしい。
・FROCは、1m大の大型土嚢を40000用意し、これと通常の土嚢60万袋と併せ、ランシット運河周辺の堰を
強固なものとする予定。この作業は国軍が行い4日には設置を終える予定。堰の設置により、
ウィパワディランシット通り周辺の冠水を軽減することができる。
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<2011/11/02> 追記
◇タイ洪水で感電死、3カ月で36人 (ニュースクリップ)
※ やはり、相当数感電死した人がいたんですね。
◇タイ政府とバンコク都庁、洪水危機でいがみ合い (ニュースクリップ)
◇マスコミ公社報道
・クロンサムワー運河の修理にバンコク都は午前中から着手。警察2個中隊が都職員の安全を確保。
住民が壊した水門の横の堰は拡大傾向にあるところ、バンコク都知事は現地を視察し、本日中に
修理を終了させる旨発言
・プラユット陸軍司令官はサムワー運河に関して、住民は利己的にならず、国家の利益を考えるべき旨発言。
センセープ運河の水位は2センチ程若干上昇
・チェーンワッタナ通り・政府コンプレックスの前の水位は約50センチで小型車は通行不可
・パホンヨーティン通りインジャルン市場前(ドンムアン空港南端東)の水位は約1mで大型車以外は
通行不可。サイマーイ区長によると、サイマーイ区はほぼ全域が浸水、水位は最大2m。
◇水害被災者救済センター(FROC)会見
・ウィパワディーランシット通りにある原子力平和利用庁では、水の状況を職員を配置して注視。
同庁敷地内には水は侵入しておらず、土嚢、ポンプ等を配置して万全の対応の準備をしている
・水の影響を受けると心配する向きもあるが、実験用の小型の原子炉は3階建ての高さと同じである
8m70cmの高さで水のプールに入っており、プールは1mのコンクリートで覆われている。
・実験用原子炉は、医療用アイソトープ商品の需要がないため先月25日より停止。
同原子炉には洪水の影響はないので安心してほしい
・ランシット運河の水位は低下。都北部冠水地域の水位は上昇傾向。都内では冠水による通行止めの
箇所が増えており、既に30か所を越えている。交通警察HP(http://p.tl/60Ks)で確認願いたい。
・首都圏水道公社は、酸素供給の増加と化学薬品の使用で上水の水質維持を図っている。
通常よりも塩素の臭いが強い上水が出るかもしれないが、WHO基準内の塩素レベルであり安心して
頂きたい。他方、上水を飲用に使用する場合は、煮沸した上で飲用頂きたい。
・300万立米/日の生産能力を持つバーンケーン浄水場は、プラパー運河の水質低下により
20万立米/日程度減少せざるをえない状況。他方、マハーサワット浄水場は一時生産量を落として
いたが、既に90万立米/日の生産能力に近い80万立米/日まで回復。
・政府は、大型土のうによる都北部からの水の流入を減らす努力を続けている、チュラロンコン水門周辺に
大型土のうを多数配置することで、ウィパワディ・ランシット通り及びパホンヨーティン通りへの水の流入を
減少させることが期待されている。
◇首都圏水道公社(MWA)公表
・同公社最大のバンケーン浄水場(注:バンコク都内の水の7割を供給)は、水中酸素濃度の低下のため、
水の精製及び質の調整に時間をかける必要あり。地域によっては今後上水の流れが弱くなる影響がある
・プラパー運河への洪水流入を防止するため、ランシット運河近辺及びチュラロンコン水門周辺を大型の
土のうを使って補強する。これによりランシット・プラユーンサック運河南部への水の流入を減らせる。
また、避難する住民は、水道の栓を閉めるようお願いする。
◇バンコク都発表
・バンコク都知事は、サムワー区サーイゴーンディンタイ地区、ノーンケーム区ノーンカーンプル地区、
ラップラオ区セーナニウェートクローンカーン第1集落を「退避」地域に指定した
・パーシーチャルーン区(http://g.co/maps/ysgjr)北部を「注意」地域に指定した
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<2011/11/03> 追記
◇マスコミ公社
・インラック首相は、FROCでの会議にてバンコク西部堤防7キロに11カ所の漏れがあることを危惧。
西部では水位が水防堤より高いため、巨大土嚢他を使って対応する旨述べた。
また、西部では運河が狭く、水の排水が困難となっている旨述べた。
・キティラット商務相は、アユタヤ及びパトゥムタニでの水位は安定、11月中旬にはポンプでの排水を
周囲に影響を与えないよう行い、45日以内に操業が可能にできる旨述べた。また日本のJICAは
タイの民間企業と工業団地の浸水を繰り返さないよう協議を行う。
・首都圏水道公社は、水中酸素濃度の低下に伴い上水の生産を20万立法メートル低下させる。
保健省は、水中を歩く際、怪我をすることに注意喚起を行った。ばい菌等の混入により最悪の場合
死に至る可能性もあり、怪我をした場合は早く医師に診せることが必要。
・チャダピセーク通りに水が侵入、民事裁判所前は歩道の高さの水位。
・サムワー運河の修復は昨晩終了、警察50人が24時間体制で監視。
・パホンヨーティン通りメイヨー病院前の水位は約50センチ。病院敷地の周囲にも水は浸水。
建物は道路より高いため日帰りの患者への診察対応は継続中。
・南部方面の鉄道は依然ナコンパトムーバンコク間が不通のため、同区間はバスによる代替輸送。
・ウィパワディーランシット通りの水はFROC本部のエネルギー省まで到達。
・ラーチャヨーティン通りのタイ商業銀行本店前(タイ石油公団の数百メートル北部)の水位は約30センチ。
・都知事はサムワー運河の修理は終了したが、水位は下がっておらず、1Mの開門ではなく、
75~80センチに下げるべき旨述べた。
・インラック首相はドンムアン区を視察。住民より支援が行き渡ってないとの不満の声を受けた。視察後、
国民に辛抱と政府の諸策への理解を訴えつつ、被災民に可能な限り支援する旨述べた。
・タイ商業銀行本店周辺(SCBパークプラザ周辺)のラーチャヨーティン地区に水は到達。
同銀行前は水位30cm。小型車両の通行困難。
・チェーンワッタナ地区のラジャバット大学は最深80センチの水位。
◇首都圏水道公社
・洪水による被災者を支援するため、飲料及び生活用の水のための蛇口を首都圏水道公社の各事務所の
前に設置(但し、バンブアトーン、バンコクノーイの事務所は対象外)。利用者は24時間利用可能。
◇スクンパン都知事
・マハーサワット運河からの溢水が継続。バーンケー全域を新たに「避難」地域指定に
(注:バンパイ地区のみ→区全域への引き上げ)。またチャトゥチャック区、バーンボン区、
バンコクノーイ区、パーシーチャルーン区の全域に対して「特に注意」地域指定。
◇水害被災者救済センター(FROC)
・運輸省、国軍及びバンコク都は、6kmにわたる大型土嚢の敷設による都北部の臨時堤防の建設を
明日中に終了する予定
・バンコク都はバーンケー区全域を「退避」地域に指定し、チャトゥチャック区、バーンボン区、
バンコクノーイ区及びパーシーチャルーン区の全域の住民に対して貴重品を高所に移し、
避難に備えるよう注意
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<2011/11/04> 追記
◇バンコク洪水 地下鉄ラチャダピセーク駅に
◇マスコミ公社報道
・バンコクノーイ区ラップラオ五叉路の水位は5-10cm、小型車は通行可。通行は多くなく、警察による規制等は
行われていない。
・タイ政府水害被災者救済センター(FROC)によるとクローンサムワー水門の修復により、ラームイントラ、
ラムカムヘン方面の水の拡大が緩やかになるとの見方を示した。
・モーチット2バスターミナルには水は来ておらず、平常通りの営業。
・チャトゥチャック区長によると、セントラル・ラップラオ前の水位は10~20センチ。
・バンコクノーイ区パトゥムタニ県フューチャーパーク周辺70-80センチで安定
・ラチャダピセーク通りチャオプラヤパークホテル(バンスー運河沿い)浸水あり。
同通りの刑事裁判所付近は冠水無し。
・メジャーラーチャヨーティン周辺は40センチの冠水。
・パホンヨーティン警察署前の水位は1m。同警察署では土嚢が1mの高さしかないため移転を検討。
・セントラル・ラップラオ前の水位は約15センチ、セントラル・ラップラオは本日休業を決定。
・ラチャダピセーク通りラジャバット大学チャンカセーム校浸水あるも水位は低い。
・バーンカピ区長は、同区内セーンセープ運河において(正確な場所は言及なし)昨晩より急速に水位が
上がっており、運河の縁まで残り30cmとなっていると述べた。
・バンコク都はチャトゥチャック区に避難勧告を発出(対象地域はラットヤーオ地区、セーナーニコム地区、
チャンタカセーム地区、チャトゥチャック地区の4地区のプレムプラチャーゴン運河西岸、北部線線路の沿線)。
・バンコク都知事は、4日の会見で、都内のゴミ処理に問題が出ており、トラックのみならず地方から動員した
船も使いつつ24時間体制で3日間で状況を改善したい旨述べた。
・バンコク都知事は、4日の会見で、水位についてはバンプラット区で低下が見られたが、その他は
上昇ないし大きな変化はなく、依然バンコク西部の状況を心配している旨述べた。
・ワンナプーム空港公団総裁代理は、同空港の3.5mの防水壁やポンプでの排水設備による対策に
自信を示しつつも、万一の際はウタパオ、コンケン、チェンマイ、チェンライ、ウドンタニを代替空港として
想定している旨述べた。
◇MCOTラジオ報道
・バーンカピ区長は、同区内セーンセープ運河において(正確な場所は言及なし)昨晩より急速に水位が
上がっており、運河の縁まで残り30cmとなっていると述べた。
◇TNN(TV)報道
・チャダピセーク通りの水は最高検察庁周辺まで伸張。チャオプラヤパークホテル周辺は5~10センチ冠水
・パホンヨーティン通りの水は、今後タイ軍人銀行本店及びBTSモーチット駅方面に伸張傾向
(ラップラオ五叉路より各々約400m、1キロ強)、モーチットバスターミナルは敷地の裏の路に水が
出ているが、バスの発着には影響は出てない
・ラップラオ5交差点の水はランシット方面はSTジョン大学方面へ、ラップラオ通り方面はユニオンモールに
拡散中。(いずれも交差点より200m程度)
・パホンヨーティン通り方面はタイ軍人銀行方面に拡散して伸張している。
ラチャダピセーク通り方面は刑事裁判所付近まで水は伸張。
◇首都圏水道公社
・巨大土嚢をチュラロンコン水門付近及びランシット・プラユンサック運河に置く。
北部からプラパー運河への流入を減らし、水中酸素濃度は改善される傾向にあり。
・プラパー運河の水位は6センチだけであるが低下した。首都圏水道公社は全体として改善の傾向にある。
・バンコク都、ノンタブリ、サムットプラカーンの住民のための上水の生産については、現在、化学物質を
試行的に利用しており、色と臭いは改善中。
・ンケー浄水場の供給能力は平常の能力に近い一日あたり300万立法メートルに上昇。チャオプラヤ川の
西岸のマハーサワット浄水場からの供給についても、量及び質において平常に近いものとなっている
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<2011/11/05> 追記
◇ラマ2世通りは防水せず
※ これは、西行き、南行きのルートが完全に断たれることを意味する。
すでに、スパンブリ経由の340号、ピンクラオ経由の338号、ローズガーデン経由の4号線が通行不能で
ラマ2世通り(国道35号)は最後の道である
※ 5日のタイ新聞「ข่าวสุด」の11面によると、ラマ2世通りに洪水が南下してくるのは、6~7日ごとだという。
◇マスコミ公社
・4日、インラック首相は、関係機関との会議において、各機関が協力し、統一的な情報に基づいて作業する
ことの必要性を指摘
・4日、インラック首相は、チャオプラヤ川西岸の堤防で13カ所が損壊しており、今月半ばまでの修繕を指示。
水の状況に関し、大型土のうの配置により、都北部からの浸水は減少しているとの認識を示した
・4日、インラック首相は、インフラ、経済、治安の3分野から成る、浸水被害からの短期的な復興計画を
発表した。長期的復興計画については、首相より改めて発表が行われる予定
・ヨンユット内務大臣は、FROCの地方への移設の噂を否定。また、バンコク都当局より、都内中心部への
浸水を防ぐことが出来るとの報告を受けているが、水の動きは予断できず、注意を怠ることはできないとの
見解を示した
・4日、首都圏水道公社は、チュラロンコン水門及びランシット・プラユーンサック運河周辺への大型
土のう設置によって、プラパー運河への水の流入は減少しており、上水用取水の酸素含有量は
回復している
・(首都圏水道公社)いずれにせよ都内の上水道はWHO基準に即した状況にある、
また、バーンケーン浄水場及びマハーサワット浄水場の上水生産量も、本来の生産能力値近くまで
回復しつつある
・4日、キティラット副首相兼商務相は、来週以降、浸水した工業団地からの排水作業を開始し、
ロジャナ工業団地から着手すると述べた。また、バンチャン、ラカバン両工業団地外周での冠水が
発生していると述べた
・4日、ワンナラット工業相は、同省は被災企業支援のために特別予算を準備していると述べた
・日、プリアオパン国家警察長官は、首都圏における「退避」指定地域からの避難支援を行っている。
また、被災地の治安対策の為、船や四輪駆動車を準備している旨述べた
・4日、労働局長は、被災によって離職している労働者の再就職斡旋の為、全国の事業所に協力を
求めていることを明らかにした
・スクンパン都知事は、都西部では想定以上のスピードで冠水地域が拡大している。
現在、パーシーチャルーン区の2地区(クーハーサワン、バンワー、http://g.co/maps/r78ej)に対して
「退避」指定を検討中、と述べた。
◇バンコク都
・バンコクヤイ区タープラ地区、パーシーチャルン区クローンクワーン地区、 バーンドゥワン地区、
バーンウェーク地区、バーンジャーク地区を「退避」地区に指定。
・タープラ地区(http://g.co/maps/rzt58)、クローンクワーン地区(http://g.co/maps/ebh7c)、
バーンドゥワン地区・バーンウェーク地区・バーンジャーク地区(http://g.co/maps/zaffp)
ディンデン区の一部(バーンスー運河沿いの集落、ユージャルーンインタマラ第41集落、
ユージャルーンクローンカーン第3集落)を「注意」地区に指定
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◆洪水の人的被害 (2011/07/25 - 2011/11/04) ◆ <2011/11/05更新>
死 者: 446人
行方不明: 2人
<2011/11/06更新>
死 者: 506人
行方不明: 2人
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◆洪水被害/水位状況◆
・タイ洪水関連ウェブサイト(関連リンク)
・在タイ日本大使館 ツイッター
・ศปภ./洪水被害者救助実行センター/The Flood Relief Operations Centre (Froc)
↑ タイ語がわかる方なら、ココがおすすめ
・現在の洪水被害地域1
・現在の洪水被害地域2
・現在の洪水被害地域3 ← おすすめ
・タイ洪水現地情報 ← おすすめ
・バンコク都内で浸水が発生した区
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画面左側のメニュー
「SS01~SS06」:センセーブ運河、「SA01~04」:サムセーン運河
「SS03」 アソーク通りとペッブリー通りの交差点付近、旧日本大使館付近。
「SS04」 スクンビット・ソイ71(プラカノン通り) クロンタン付近。
「SA02」 パヤータイ区、戦勝記念塔近く
「SA04」 スクンビット63(エーカマーイ通り)とラマ9世通りの交差点近く
・洪水発生および発生可能性がある工業団地
・タイの洪水被害県マップ
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今回のタイ大洪水の浸水パターンにはいくつかあります。
1) 北から陸伝いで押し寄せる大洪水による浸水
⇒ アユタヤ、パトゥムターニー、バンコク北部の浸水被害がこれに当たります。
これが着実にじわじわと南下しており、01日21時現在、現在カセサート大学を通過してチャットゥチャック
公園に向かっているそうです。
2) チャオプラヤー川の増水による浸水
⇒ 王宮、トンブリー地区、中華街ヤワラート地区、スクンビット50の浸水被害がこのパターンです。
3) チャオプラヤー川の増水を東西の運河に散水しその結果これら運河が増水したことによる浸水
⇒ バンコク東部(ラックラバーン区、ミンブリー区、ノーンジョーク区等)や、ノンタブリー県、ナコーンパトム
東部、バンコク西部(ターウィーワッタナー区、タリンチャン区、バーンケー区等)の浸水が
このパターンです。
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★これまでのタイ洪水関係ブログ記事★
をご覧ください。
以上です。
Posted by Chang at 23:06│Comments(0)
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